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TOEICスコア400点台…グローバル化していく社会の中で、もう一度英語の勉強をしたいけれど何から手を付けたら良いのかわからない・・そんなときにはまず英単語や英熟語(イディオム)の暗記をすることが、英語学習の効率を上げる近道です。 英語学習特集vol.1として、具体的な記憶法についてお話しましたが、今回は英語イディオムの覚え方をフィーチャーしてみたいと思います。
イディオムを効率的に覚える際に重要なことは、“例文丸ごと暗記”するということです。単語を記憶する際には、英語と日本語を1対1で暗記することが多いと思いますが、イディオムの場合には熟語だけ抜き出して日本語と1対1で覚えるよりも、例文を丸ごと暗記してしまった方が英語学習がずっと効率的になります。そのイディオムがよく使われる文脈やシチュエーションを想像しながら反復して覚えましょう。
また、そのイディオムを使うシーンを思い浮かべて、自分で例文を作って覚えるのも賢い方法です。参考書などに載っている例文ではなく、自分で作ることによってイメージが持ちやすく記憶が定着しやすくなります。
これは英単語の暗記も含めたことですが、英語を記憶する際に、「英語を見て日本語訳を言えるようにする」というやり方をする人が多いですが、発音も含めて覚えるという観点からも「日本語を見て英語訳を言えるようにする」ということも重要です。
すき間時間などに覚えた単語やイディオムの復習をする際には、英→日、日→英、両面から記憶の確認テストを行うと良いでしょう。
イディオムには前置詞が付属していることが多いものです。そのため前置詞そのものの意味を最初に覚えてしまうとイディオムを覚えるのも断然楽になります。たとえば、場所を表す前置詞として、
on → 接した状態
over → 真上に(接しない)
→ 覆って(接する)
under → 真下に(接しないが時に接する)
above → ~よりも上に(接しない)
below → ~よりも下に(接しない)
などを先にその前置詞の持つニュアンスと一緒に覚えてしまいます。これらの図を書いてみるとさらにイメージしやすくなります。他にも、時間や動作を表す前置詞などがあるので、ざっと頭に入れてしまうことでイディオムを効率よく覚えることができます。
Point4 基本動詞を覚える! Point3と同様に、イディオムにはhave、make、take、getなどの基本動詞が含まれていることも多いため、先に覚えてしまうことをおすすめします。基本動詞は汎用性が高く、ケースバイケースでとてもたくさんの意味を持ちますが、基本の意味を覚えることで前置詞などと組み合わせた際にイメージが付きやすくなります。たとえば、
have → 所有する、~をする、させる・してもらう(使役動詞)
make → 作る、得る、成る、引き起こす、させる・してもらう(使役動詞)
take → 取る・取り込む、利用する、必要とする、連れて行く
get → 着く、得る、(人・物)に?させる、~の状態にする
などがあります。
他にも、come、give、go、keep、put、runなどの基本動詞としてよく使うため早めに覚えてしまいましょう。
一つのイディオムを覚える際に同様に意味を持つ他の言い回しや単語を覚えることで、効率よく暗記を進めることができます。たとえば、
break off(話などを急に)やめる = stop
come across ~と偶然出会う = encounter,happen to meet
get rid of ~を取り除く = remove,eliminate
to tell the truth 実を言うと = truly
というように、合わせて類義語を覚えるようにしましょう。ただ、それらを使うニュアンスは微妙に異なる場合もあります。その場合は、それぞれ例文を丸ごと覚えておくことでニュアンスも自然に覚えることができます。
英語イディオム学習におすすめの参考本
英語のイディオムを覚える際におすすめの参考本を紹介します。自分のレベルに合わせて、まずは一冊を用意してその本に載っているすべてのイディオムを覚えるくらいのつもりで挑みましょう。
◆『日本人が知らない英語の必須フレーズ150 –このイディオムがわかれば、あなたもネイティブ・レベル』
ネイティブスピーカーは日常でよく使うのに、日本の英語の授業では教わることがあまりないフレーズ・慣用表現が載っています。単に意味だけでなく、覚え方や使う際の相手に与える印象までもわかりやすく解説しています。
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◆『英語学者が選んだアメリカ口語表現』
口語でよく使われる定型表現(チャンク)を中心に、英米の小説や映画などから実例を探し出し解説を加えています。
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◆『TOEICテスト はじめて覚える英単語と英熟語』
英語学習を始めたばかりの試験対策ならこの本がおすすめ。本の中でテストも入っているので自分の学習状況を確かめながら勉強することができます。CDもついているのでリスニング教材としても最適。
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英語学習には暗記が付きもの。効率の良い記憶法や、覚え方のポイントを押さえて、毎日地道に継続して学習していくことが大切です。英単語だけに留まらず英語独特のイディオムを覚えて使いこなすことで英会話のレベルもグッと上がり、英語でのコミュニケーションが楽しくなるので、あきらめず取り組んでいきましょう。
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